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今日は久しぶりに何だか調子がいいので
リハビリssを書いたりしてみた。

つづきはこちら、からどうぞ。


近況。


あまりに動かな過ぎて筋力がほぼゼロに近いのだと
思います・・・

たまに買い出しで近所のスーパーに行くだけで

筋肉痛!


酷い。


去年、約束をしていたので時間をとり
春合わせのコピー本を100部作成!
もちろん、イベント会場などへは
到底行けないので、あらかじめ送る。
(別ジャンルなのですが)
それを作っているだけで
(たぶん原因はホッチキス留め)

筋肉痛!


腕が痛いです。


腕が痛いといえば、点滴。


入院小話ですが、毎朝の点滴、針の入れ替えで
可愛らしい看護婦さんが来てくれた時の事です。

『あら、どうしましょう・・・液が入っていかないわ。
ちゃんと刺さって無いのかも・・・』

と大慌て。

わぁ、かわいいなぁ

とか、おもってる場合じゃなかった。

『あの、止血・・・したままですけど』

腕に止血帯したままじゃ、入っていかないって。


顔を真っ赤にしていて物凄く可愛らしかったvv

ドジっ子アリス・・・素敵だ。

それを火有に脳内変換していたのは秘密です。

 


「アリス、携帯着信あったみたいだぞ」

とある夜。

ほれ、と火村が指しているのは暫く放置していたアリスの携帯だ。
確かに。暗転したディスプレイは着信があったと知らせる点滅を
繰り返しているがアリスは一瞥をくれただけでソファから動こうとはしなかった。

「・・・」

暫く放置していたのには訳が有るのだ。

「・・・、アリス?」

眉を顰めて訝しむ火村に仕方なく立ち上がる。

――別に浮気しとるとかやないし。

三十路にもなろう男が、嫉妬も何もないだろうにと
アリスは思うのだが、真面目で研究一筋の火村准教授に
かかればそうではないらしい。
ともすれば籠りきりの作家生活の中でどこに浮気する
チャンスがあるのかとも思うのだが。

――あれでいて、かなりのやきもち焼きやしな。

「別にええねん、ってか、最近の着信はろくな知らせやあらへん」

携帯を手に取り着信を確認する。

「ほら・・・、やっぱりや」

嫌な予感というモノは往々にしてあたるものだ。

コーヒー片手にキッチンから戻った火村は意味がわからないと
いったように肩を竦める。

説明するのもの面倒なので文面を見せてやった。

「・・・結婚の知らせ?これのどこがろくでも無いんだ、アリス」

気にしていない感纏い、装ってはいるが火村の顔面は文字だらけ。
(見えるのはアリスにだけだが)

『結婚、ってやっぱり憧れが有るのか?』
『そろそろ一緒に住んだ方がいいか?』
『まさか、俺に愛想をつかせたんじゃないだろうな』

――キミはいつも考えすぎや、火村。

いつか言ってやろうと思うが今はそっとしておく事にする。

「ちゃう。他意なく結婚するんはめでたいことやと思うけど。
最近やけに多いねん。デキ婚の知らせが」

「・・・だから?」

いつもと変わらないアリスのトーンに
あからさまにほっとするあたり、火村もアレやな。

立ったついでにコーヒーを注ぎ足し、ソファへと戻る。

「デキ婚、大いに結構。俺ら位の歳になると出来ちゃった、とか
きっかけがないと結婚せえへんのかもしれんな。それはいいとして
デキ婚だと式までの日取りが急にならざるをえんやろう?」

「まあ、そうだろうな。生れるまでのタイムリミットがある」

この時期はまだプレーオフなのでTVは何だかよくわからない
お笑い番組を垂れ流している。

「日取りが急、つまり。お誘いしていただくのはありがたいんやけど
半年以内の挙式が多いのは大いに困るちゅうわけや」

言ってから気が付いたが、酷いおやじギャグの様だ。

口から出た以上、取り消しなど出来ないので放置する事にする。
幸い、火村は片眉をあげただけで深くは追求しないつもりらしい。

「売れっ子の作家先生としては半年先の締め切りに泣きそうなわけだ」

「アブソルートリーや、火村センセ」

思い出(と本人は言い張る言葉)を返したアリスに大げさに
頷いて見せると、火村は煙草を咥えた。

「最近続くってのは出来ちゃった結婚がか。なるほどな、実に面白い」
「・・・何がや」

勝手知りたる有栖川宅で紫煙を燻らす火村は、わざとらしく
『准教授』的なモノ言いだ。それは畑が違うだろ。

「デキ婚だってな、アイツ。俺たちもあやかって今晩決めるか?」
「・・・・・・・・・・はぁ?」


だめだ。火村が駄目だ。
ちょっとイカれているとは思っていたけれど
とうとう本格的に壊れた。

半ば呆然と見返したアリスに怯むことなく、あろうことか
手のひらを後頭部へと廻し、顔を接近させてくる。

「アリス、ほら・・・」

――あほうがおる。

呆れて空いた口が塞がらないが、代りに煙草臭を纏った
火村の口が塞いだからイイ――わけがない。

バシ!

「って、何もはたく事はないだろう」
「や、目を覚まさせたろう思って」

大げさに痛がって見せる火村には構わずチャンネルを換えた。

「目は大いに覚めてるさ、アリス。続くってのはこういう事じゃないのかと
思ってな。デキ婚が」

「・・・」

TV画面ではサスペンス必須の崖が波しぶきを受けている。

ザザーン・・・

 


 

「これはないで、マリア。酷いって」
「そうかしら」

いつものようにたらこスパゲッティを頬張りながら
アリスが抗議の声を上げるが、それこそいつものように
綺麗にスル―された。

「どうして火村とアリスが出来てなきゃいけないんや」
「あら、推理小説には付き物でしょう?昨今のミステリブームは
ひとえに同人ありきなのよ、アリス」

昼、というか夕方に近い時間ではリラに人影はまばら。
少し遅めのランチを摂っているアリスとマリアは
一番奥のテーブルに向かい合って座っていた。

「これじゃ、感想という名の二次小説やないか」
「いいじゃない、おもしろかったでしょ?」

しれっとコーンスープを飲むマリアは春らしい装いで
一層華やいで見える。

「それにしたって、火村が女々しすぎや」

問題はそこだけではないが、これだけは断固として譲れない。

「そう?なんかストイックな准教授って裏を返せば乙女な
気もするんだもの。どっちかっていうとアリスの方が、ああ、
作家のアリスの方が男らしい気がするし」

「そんなん、男やから別にええやろ。火村はもっとこう
真っ直ぐで、でもぶきっチョな男前なんやて!」

ふーん。

細い指先で器用にパスタを絡めるマリアは聞いているのか、いないのか。

こうして二人の午後は不毛に過ぎて行ったりするのだ。

 

ちゃんちゃん。

 

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