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イベントお疲れさまでした~行けてないけど。
さて、遅くなりましたが本日全ての通販申し込み分の
発送を完了致しました。
お申込み頂いた方へは個別に発送済み通知を
メールでさせていただきました。
お申込み頂いた方で当方より連絡が無い場合は
恐れ入りますがその旨ご一報下さいませ。
そして、突発でss。
ランドセル火村です。
ちょいイラストでランドセル背負った火村少年を
かいたら頭の中で妄想が爆発してかいちゃった。
突発ですが他にもお話を思いついているので
おいおい続きを書いていくかも。
とりあえずお試しってことで。
以下折りたたみます。
「アリス、帰ろうぜ」
帰りの会が終わると火村がアリスに声を掛ける。
このところ毎日繰り返される言葉にアリスは聊かうんざりしていた。
隣のクラスの火村とは幼稚園からの友達で
家も近所、俗に言う幼馴染という関係だ。
今年の春、小学校の入学式だって一緒に行ったし
学校へ通うのだって一緒だ。
学校までの距離はアリスの方が近い。
だからいつも火村が迎えに来ているのだが
帰りは一緒にならない事が多かった。
クラスが違うから帰りの時間が違う。
アリスのクラスは学年一帰りが遅いし
火村のクラスは学年一帰りが早い。
だから帰りは一緒にならなかったのに
ここ最近、一緒に帰ろうと火村がアリスのクラスまで
迎えに来てしまうのだ。
なぜなら、アリスの母親が火村に頼んでしまったから。
入学してからすぐアリスは下校時刻を大幅に過ぎても
帰らない日があった。
やれ連れ去りだの事故だのと騒がれている昨今、
同じクラスの子はとおに帰って来たというのに
アリスは下校時刻を過ぎても帰って来ない。
送り迎えの通園バスが家の前まで来てくれる幼稚園とは違い
一人で歩いて通う初めての通学、何かあったのではと
母親はかなり心配した。
学校まで行き下駄箱にアリスの靴がないのを見て
校庭を探しまわって植え込みの陰で草を摘むアリスを見つけた。
『こんな時間まで学校で遊んどったらいかんやろ!
心配するんやから一旦家まで帰ってこなあかん』
途中合流した先生も加わりアリスはお説教を受けた。
にもかかわらず、その次の週は学校から出て
通学路も違うお友達のうちまで行ってしまったのだ。
自宅とは正反対のお友達の家まで一緒に行ってしまったから
家には一向に帰って来ない。また学校であそんでいるんだろうと
母親が迎えに行くもいくら探しても見当たらない。
先生にも確認すると下校時確かに学校の門はくぐったと言う。
これは一大事だと先生を巻き込んだ騒動になった。
そして探し始めてから1時間もしてから家の近くで
アリスは見つかった。みんな心配したのだ。
母親はもしも、を考えて顔面蒼白で探していたのに。
それなのに。
『あ~、おかんや。なんや、迎えに来たんか』
当の本人はどこ吹く風。
のんきに手を振っていた。
そんな事だから母親はアリス自身に「学校が終わったらまっすぐ
早く帰ってくるのよ」というのを諦めて『いややわ、アリス。
本当に帰って来ないんやから心配するやろ。
やから、火村君帰りアリス拾ろうて一緒に帰ってきてくれる?』
と火村に頼んでしまったのだ。
おかんめ・・・。
それがアリスには面白くないのだ。
学校が終わってからそのまま遊んでいてはいけないことも分かった。
寄り道をして帰りが遅くなってもいけないことだって。
それなのに、母親はアリスを信じていないのだ。
あげくのはてに火村に見張りを頼むなんて。
おもろない。
はじめは嬉しかった。いつもは先に帰ってしまう火村が
アリスのクラスまで来て一緒に帰るのが楽しかった。
大阪育ちのアリスにとってあちこち育ちという
火村の話す標準語はとても好きだったし
しっかりしていて体育も得意な火村はクラスでも
人気の的だったからそんな火村がわざわざ来てくれるのが
なんだか誇らしかったのに。
「ほら、アリス。早くしろよ」
ちょっとくらい遊んだっていい気がするのに
誰より先に来て帰ろうと促されるのがだんだん
嫌になってきてしまった。
「今行くし」
火村は黒いランドセルを背負ってアリスが逃げ出さないよう
ドアの前で腕組みをして待っている。
それを見て諦めたアリスは茶色のランドセルを背負った。
帰り道、猫じゃらしを摘んで帰ろうと思ってたのに
今日も無理だろうなと思うのに、やっぱり一緒に帰れるのが
嬉しいアリスなのであった。
